第377話彼女は不当な扱いを受けたと感じた

「カリスタ、エミリーを見張っておけって言ったの、あなたでしょう? もうひとつ掴んだわ」

ゾーイは媚びるような笑みを浮かべて言った。

カリスタがこれを聞きたがるのは、ゾーイにはわかっていた。

案の定、ソファにだらしなく身を預けていたカリスタは、ぱっと背筋を伸ばし、焦れたように問い詰めた。「何がわかったの? 片はついたの? ひどい目に遭ってる? 顔でも潰れた? それとも頭がおかしくなった?」

ゾーイは思わず、心の中で白目をむいた。

馬鹿だの何だの言うけれど、カリスタのほうがよほど救いがない。

けれど口にしたのは別だった。「カリスタ、いま私、正念場なの。余計な火種は起こしたくないわ。これ...

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